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アトピー研究の動機

 昭和59年に医師免許を取得した私は東京大学医学部付属病院で研修を始めました。当時の自分は二つの道のどちらを選ぶかで迷っていました。一つは臨床家として困っている人を助ける道、もう一つは研究者として世界一流の発見をする道でした。小児科学教室に入局後すぐに休暇をもらって単身タイの山村でのボランティアに出かけました。当時タイではエイズの流行が始まったばかりで病気の知識も治療技術も医療器材も医薬品も全てが不足していました。病気が流行すると病院には患者用のベッドも不足し、廊下に釘を打ち付けて点滴を受けさせる状況でした。数週間のボランティア勤務で実感したことは自分の力不足、小さな二本の手で助けることの出来る人の数は一生かかっても数百人に満たないだろうと謂う悲観的な現実の実感でした。東大病院に戻り多くの優秀な先輩に学ぶ中で自分は研究者として生きようと決意しました。良い研究をすれば何万人いや何百万人の人々を幸せに出来るはずだ・・これが自分に研究者への道を指し示した最初の思いでした。静岡県の病院に赴任して小児科臨床医として働くようになった私は当時決定的な治療法を模索していたアトピーの撲滅の為の研究をライフワークに選びました。

カテゴリ:アトピー
新生児室で学ぶ

病院勤務時代にアレルギーと共に私の心を捉えたのは新生児医療でした。当時は肺サーファクタント療法が普及し始めた時期で1000g未満の未熟児の呼吸管理が飛躍的に進歩していました。私達も精密な全身管理で如何に極小未熟児を健常児に育てるかの技術を競い合っていました。当時助けた小さな命が20年以上経って立派な大人になり社会で活躍している姿を見るのは小児科医として嬉しい限りです。
未熟児は免疫抵抗力が弱いので徹底した衛生管理が必要です。病院では未熟児に限らず無菌=清潔で健やかな生育と考える面が強くあります。アレルギーという病気は百年前には地球上に極僅かしか有りませんでした。私が当時興味を持っていたテーマはどうしてアレルギーが百年間で急に増えたのか?という病気の増減を研究する疫学です。その中で病院で出産される子どもの多い地域でアレルギーが早くから増加した点に注目しました。病院出産の何処にアレルギー増加の秘密が隠れているのか?私は極度な清潔管理に有るのではないかと仮説を立てました。
しかし新生児を不衛生に扱うなどと医学の常識に反する考え方は病院内では絶対に許されません。私は自分の夢と研究を続けるために独立開業する道を選びました。

カテゴリ:アトピー
家族を実験台に

 開業後の数年間はアトピーの根本的治療法を発見するために民間療法と言われる物を含めて殆どの治療方法を自分自身で試しました。当時は静岡県ばかりではなく他府県からも高い治癒率を求めて当院を訪れる患者さんが多く、ステロイドを拒否するなど独自の治療観をお持ちの患者さんからも沢山の事を勉強できました。患者さんの交流会や勉強会も積極的に開催して情報交換も盛んでした。私の家族にもアトピーの者が居たので最初のテストは殆ど自分の家族で安全性と有効性を確かめました。家族で安全性が確かめられない治療法は患者さんには奨めませんでした。家族に出来ない治療は他者に奨めない事を一つの倫理観としてアトピーの治療法を探し続けたのです。私の4人の子供達は生まれた直後から実験台となり乳児期から腸内細菌を接種する方法を研究しました。家族が父親の医学実験に貢献し、お陰で今日のアトピーの予防+治療法が進歩したのです。患者さんに対しても十分な安全性と効果が期待できる治療を最優先して使い続けました。治療を目的にクリニックを訪れた患者さん達を研究目的で実験材料にしないことが自分の倫理観でした。

カテゴリ:アトピー
漢方薬を使う

腸内細菌を使うアトピー発病のブロック方法を完成するまでの期間に私が一番熱心に手掛けたのは漢方薬を使った治療法でした。漢方薬は全身のバランスがどのように崩れているかを陰陽虚実の類証診断で判定します。アトピーに効く漢方薬と言うのが有るわけではなく患者さんがどのような原因でアトピーになっているかを外から診る所見で判定して生薬の組み合わせを考えます。体質改善と表現する人もいますが体質でなく体の方向性を正す治療だと考えています。こどものアトピー性皮膚炎の治療にも漢方薬は証が合えば劇的な効果が現れることが少なくありません。今までの治療の中で乳幼児のアトピー性皮膚炎には血液の循環を直す理血剤が有効なケースが多いことにも気付きました。ブロックできずに発病してしまったアトピー児には漢方治療は有効な方法だと考えています。漢方治療の中から発病原因に適した治療法を探る努力が続きアトピーを血液の病気だと考えることから今日の腸内細菌でのアトピー予防法が発見されました。

カテゴリ:アトピー
食事アレルギーの謎

1990年代前半はアトピー性皮膚炎を治療する中でどうしても解らない事が有りました。アレルギー学会で高名な先生に質問しても当時は誰も教えてくれません。『口から入った食べ物がどうやって皮膚まで行ってアレルギーを起こすのか』と言う疑問です。20年ぐらい前までは皮膚科医の間では『食べ物アレルギーはアトピーと関係がない』という意見が主流でしたが、それはこの理由が解らなかったからです。私が考えた自己流の仮説は食べ物が腸の表面でアレルギーの元を作ってそれが血液にのって皮膚まで運ばれると言う説でした。
1994年にリンパ球の中のTh2細胞とTh1細胞のバランスがアレルギーの発病に関係があることが発見され、私が心の中に秘めていた『アレルギー血液病説』と合致して食事アレルギーの謎が解けたのです。食べ物のアレルギーを深く研究した結果とTh細胞理論が一体化して、子どもの腸内細菌バランスの異常が近代のアレルギー激増の背景と考える新理論が生まれました。私はこの新学説を1998年世界の一流医学雑誌に投稿しましたが、患者を無作為に2グループに分けて片方だけに治療を行い、もう片方は放置するという実験を行わなかった為に『実験方法に問題がある』との理由で国際的には受け付けられませんでした。2000年にフィンランドの大学病院がこの学説を発表して世界最初の発見と認められました。
科学者としての名誉は逃しましたが『患者を実験台にしない』という信念を守り通し、治療優先を医師のモラルと選んだ事を誇りに思っています。

カテゴリ:アトピー
ビフィズス菌投与の始まり

1996年平成8年は私にとって忘れられない年でした。この春に我が家に4人目の子どもが誕生しました。産前産後に妻が体調を崩し毎朝3人の子供達に朝食を食べさせてお弁当を作り学校と幼稚園・保育園に送り届けてから仕事に通った日々が懐かしく思い出されます。家族の絆と協力の大切さを改めて感じた年でした。
4月に生まれた末娘には出生直後から通常量の数倍のビフィズス菌とビタミン剤が投与されました。上の子供達で各年齢の試験は済んでいましたが新生児は初めてです。結果は大成功◎お肌ツルツル今では素肌美人の小学生です。
『自分の子どもに出来ない診療は基本的に誰にもしない』 私は4人の子どもの父親として、親がわが子を愛する気持ちを大切にして、クリニックに来る全ての子供達を我が子のように愛情を持って診療してきました。末娘の実験の成功のあと私はクリニックで乳児へのビフィズス菌投与を開始しました。それから10年で私の周囲から殆どアトピーが消えたのです。この予防方法が発見される以前に発病してしまい今でもアトピーの治療に私のクリニックに通院する方には気の毒だったと遺憾に感じています。私がこの手で世界からアトピーを無くす事で償ってゆく決意でいます。
私はこの発明を広く世界中の人に使ってもらい、日本中でアトピーの発病を子供の内に予防して無くす為にこの予防法を特許として申請しました。

カテゴリ:アトピー
乳酸菌飲料はアトピーに効くのか

アトピー性皮膚炎の予防と軽減に腸内細菌、特にビフィズス菌とアシドフィルス菌が有効で、アトピーを軽減するプロバイオティクスが販売されています。ヨーグルトや乳酸菌飲料が本当に乳幼児に安全でアトピーを軽くするとは限りません。第一にミルクアレルギーの危険性があります。ミルク成分をタップリ含む乳酸菌飲料とヨーグルトは乳幼児のアレルギー軽減には適していません。第二点は子どもが喜んで飲むように糖分が添加されている点です。砂糖分は腸内で異常発酵を起こしてアトピー悪化の原因になります。甘い物好きの子どもは砂糖と砂糖以外の甘さが分からないので基本的に甘党に育てない工夫が必要です。
これらの点から乳酸菌を精製乾燥して与えるのが乳幼児に一番良い方法と考えて発明したのが『アトピー性皮膚炎を防ぐ保険食品』の特許です。この特許を使って一人でも多くの人がアトピーの苦しみから救われる事が私の一生の夢です。ビフィズス菌とアシドフィルス菌にアトピーを予防する効果が認められました。アトピーとアレルギーを撲滅する夢が一歩一歩現実になっています。

カテゴリ:アトピー
アトピーを撲滅する為に

『アトピー性皮膚炎を防ぐ保険食品』の特許を皆さんに使っていただいて世界中からアトピーを無くす事が私の夢です。ビフィズス菌とアシドフィルス菌を使ってミルクアレルギーの起きにくい純粋な乳酸菌粉末を作り、プロバイオティクスとして乳幼児に与えれば世界中のアトピーは殆ど居なくなると思います。例えて言えば天然痘の予防注射が人類を病気から解放したように『アトピー性皮膚炎を防ぐ保険食品』の発明が世界をアトピーから解放する切っ掛けになると信じています。
アトピーを撲滅するためにこの特許を使ってください!私はアレルギーを撲滅するために『アトピー性皮膚炎を防ぐ保険食品』の特許を使うことを希望しています。誰でも長期間安心して買えるように安い価格で純度の高い安全なビフィズス菌とアシドフィルス菌の生きた乾燥粉末を製造して販売してくださる企業を募集しています。世界中からアトピーをなくすために協力してくださる企業は是非ご連絡をお願いいたします。
アトピーと特許に関する詳しい情報は西焼津こどもクリニックホームページからご覧いただけます。
西焼津こどもクリニック

カテゴリ:アトピー
アトピー性皮膚炎を防ぐ保健食品の特許

世界初の快挙 特許取得

(1) 特許の概要

 乳幼児期にビフィズス菌やアシドフィルス菌を投与することでこどものアトピー性皮膚炎を予防し減少させることに世界で初めて成功し特許が認められた。アトピー性皮膚炎の発病原因を乳幼児期の生育環境変化による腸内細菌叢変革に伴うTリンパ球の異常な生育に有ると考案し、社会的問題とも言われたアトピー性皮膚炎を根本的に解決する方法として世界中のアトピーで悩む両親への朗報だ。焼津市の小児科開業医が独自に研究を進めて特許を獲得したことは、少子化と子育て不安に悩む父母たちを勇気づけ、地域の小児科を見直し、地方の小児科医師不足に歯止めをかける効果を期待したい。

(2) 特許の詳細 

【発明の名称】 アトピー性皮膚炎を防ぐ保健食品

【出願日】 平成10年9月2日

【特許番号】 特許第4010062号

【特許権者】 医療法人社団青藍会

【発明者】 林隆博

【従来の技術】 アトピー性皮膚炎にかかる恐れの有る子供が毎日食べ続けることでアトピー性皮膚炎にかかりにくくなるアトピー性皮膚炎発病予防効果のある保健食品には、従来より米や牛乳などの食品に加水分解処理を加えて蛋白質を変化させてアレルギーの原因となる蛋白質の抗原性を低下させた低アレルゲン食品が有ったが、製造コストが高く、製品の風味・味覚が著しく損なわれる欠点が有った。

【発明が解決しようとする課題】 本発明では、食品を加水分解で低アレルゲン化する事なくアトピー性皮膚炎の発症を予防する効果のある保健食品を作った。従来より乳幼児や子供の食べるものは衛生的で無菌であるべきとの見解が強く納豆・ヨーグルト等の一部の食品を例外として、子供用の食品に生きた細菌類を添加する事は避けられていた。乳酸菌を用いた食品であるヨーグルトが便秘の改善に有用との認識は既に有ったが、ヨーグルトは牛乳の蛋白質を豊富に含むために逆にアレルギーを引き起こす可能性が有る為、アトピー性皮膚炎の予防の目的では使用できなかった。

【発明の実施の形態】 静岡県焼津市でアトピー性皮膚炎の治療を専門としている『西焼津こどもクリニック』で、両親あるいは兄弟にアレルギー歴が有る事から将来かなり高い確率でアトピー性皮膚炎を発症すると予想された乳児湿疹を持つ2歳未満の子どもの対象群に、育児用粉ミルクを調整する時に先に述べたように粉ミルク200g中にビフィズス菌を概数で100億個から10億個、アシドフィルス菌を10億個から1億個程度含むようにドライパウダーにしたヒト腸内細菌類を配合して毎日続けて飲用させた。同様に家族歴・病歴から高率にアトピー性皮膚炎を発症すると予想された幼児の食べる食品の中に前項の2)で述べたように生きた乳酸桿菌属の乾燥抽出物を混入させて毎日食べさせ続けた。母乳栄養を行っている場合には前項の3)で述べたような乳酸桿菌属乾燥抽出物を授乳時に直接乳首に付けて毎日与えた。与える量は1日量換算でビフィズス菌を500億個、アシドフィルス菌を50億個程度摂取するようにした。

【発明の効果】 両親のいずれか一人にアレルギー疾患を経験した人がいる場合に子どもがアレルギー疾患を発病する確率はおよそ40%程度、両親の両方にアレルギー疾患を認める場合には子どもがアレルギー疾患を発病する確率はおよそ50%程度との認識が一般的である。今回実験対象とされた子どもの群は、両親兄弟のいずれか一名以上にアレルギー疾患を有する人がいる場合と、乳児期早期に全身性に重症の湿疹病変を認めており、しかも2週間のステロイド剤を含む外用療法で症状の改善を認めなかった2歳未満の乳児で、体の顔面頭部、胸腹部、背臀部、上肢、下肢の5カ所のうち最低2カ所以上の皮膚に左右対称性の湿疹病変を有する子どもの集団であった。この集団中の将来のアトピー性皮膚炎発病確率を40%以上と予測することには十分な妥当性がある。
  この将来40%以上の確率でアトピー性皮膚炎を発病すると予想された子どもの群に対して本発明のアトピー性皮膚炎を防ぐ食品を、発明の実施の形態のところで述べた方法で毎日与えて観察を続けたところ、半年以上の観察期間で、対象群105中でわずか9名8.6%の子供の皮膚にアトピー性皮膚炎の症状が見られただけで、他の大多数の子供のアトピー性皮膚炎の発病を予防できた。本発明では食品に加水分解等の処理を加える事なく、子供のアトピー性皮膚炎の発症を予防する食品を作る事ができた。子供のアトピー性皮膚炎の発症の原因については食品の影響が大であることは既に指摘されていたが、現在まで有効な解決策は知られていない。本発明は従来のアトピー性皮膚炎予防用食品の持つ欠点を解決して、食品の風味・味覚を損なう事なく安価かつ大量にアトピー性皮膚炎を防ぐ食品を製造する事を可能にした。この事は現在まだ治療法さえ確立されていない子供のアトピー性皮膚炎を発症以前に予防することで医療費の抑制・薬剤使用量の削減等の経済的効果を始め、教育的効果、産業振興的効果、保健的効果が期待できる。

(3) 特許についての問い合わせ

診療の混乱を避けるために特許についての一般のお問い合わせはホームページ

http://119c.web.fc2.com/ に設置しましたメールフォームをご利用下さい。

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アトピーの予防と治療

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