TOP2010年08月

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妊娠中にビフィズス菌+乳酸桿菌を飲むと赤ちゃんのアレルギーの予防のみならず、母親の妊娠糖尿病を3分の1に予防できる。

 妊娠中にプロバイオティクス(ビフィズス菌+乳酸桿菌)を飲むことが母親と胎児の両方にとって、健康に良い効果をもたらすという医学実験結果を、フィンランドの Erika Isolauri のグループが発表しています。彼女らのグループは、乳酸菌で乳児のアトピー発病を半分に減らすことが出来ると、2001年に英国の医学雑誌Lancetに世界で最初に発表して以来、常にプロバイオティクスの臨床医学研究で世界をリードしてきています。原著はLuoto R, Laitinen K, Nermes M, Isolauri E. ”Impact of maternal probiotic-supplemented dietary counselling on pregnancy outcome and prenatal and postnatal growth: a double-blind, placebo-controlled study.” Br J Nutr. 2010 Jun;103(12):1792-9. Epub 2010 Feb 4.からの抜粋です。

 周産期の栄養環境は母親と子どもの両方に長期間にわたって健康と幸せに強く影響します。この研究の目標は、周産期に乳酸菌サプリメントを投与して栄養指導を行うことの安全性と有効性を、妊娠中と胎児期と赤ちゃんの成長経過を2年間にわたって観察し評価することです。合計で256名の母親が、妊娠の前期(3分の1期以前)に何もしないコントロール群と食事指導を受けるグループとに無作為に振り分けられました。食事指導群には栄養士による強い食事指導が行われ、さらに乳酸桿菌(LGG)+ビフィズス菌(Bb12)のサプリメントを投与する群とプラセボ投与群に2重盲験で無作為に振り分けられました。
 まず第一に、妊娠中のプロバイオティクス投与は妊娠糖尿病(GDM)を有意に、(投与群13%、非投与群36%、コントロール群34%、危険率=0.003)に減少させました。(GDM:妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病にいたっていない糖代謝異常で、あきらかな糖尿病は含めない。# 日本の基準では;75gOGTTにおいて次の基準の1点以上を満たした場合に診断する。 1. 空腹時血糖値 ≧92mg/dL(5.1mmol/l) 2. 1時間値 ≧180mg/dL(10.0mmol/l) 3. 2時間値 ≧153mg/dL(8.5mmol/l)
 第二には、妊娠経過が正常であり、母親と子どもの両方に不利益な作用が認められなかったことから、この方法の安全性が確認されました。
 第三には、二つの干渉する効果が示唆されました。すなわちプロバイオティクス投与と栄養指導の併用は妊娠糖尿病のリスクを低下させると共に、栄養指導単独でも巨大児のリスクを体重で有意に(p=0.035、身長でp=0.028)低減させることです。

 今回の実験結果から、周産期の栄養指導とプロバイオティクス投与の併用は安全で費用効果の高いメタボリックへの対策であると考えられます。巨大児が妊娠後期の危険因子であることを鑑みると、今回の実験結果はこの危険性が修正可能なものであることを強調した点で、世界中の健康に対して重要なものであります。

 さて、フィンランドの Erika Isolauri のグループは2001年の世界的発表に続いて、妊娠糖尿病という分野で二度目の世界初の発表をしたことになり、同じ小児科医としましては全く頭が下がる思いでありますが、彼女たちが追い求めてきている、妊娠中と離乳期間中の乳酸菌プロバイトティクス(ビフィズス菌+乳酸桿菌)投与の効果を調べていて、ついでに発見した副産物の可能性もありますが、プロバイオティクスの投与が妊娠糖尿病リスクを3分の1にまで下げるというのは実に衝撃的な報告であります。
 なぜならば妊娠糖尿病は母親自身にとって、特にHbA1C6.1%以下で75gOGTT2時間値≧200mg/dLの場合は、明らかな糖尿病とは判定し難いので、High risk GDMとし、妊娠中は糖尿病に準じた管理を行い、出産後は糖尿病に移行する可能性が高いので厳重なフォローアップが必要である、と述べられたとおり大変危険であります。また母体の合併症としては妊娠中毒症、尿路感染症、羊水過多症の危険性が増大します。妊娠糖尿病から起こりやすい赤ちゃんの症状としては巨大児の症状とそれに合併しやすい新生児仮死、低血糖症などが挙げられますので、プロバイオティクスは母体と妊娠経過中に加えて赤ちゃんへの危険因子をも大幅に減少させることでしょう。

 前2回の記事とも合わせて、赤ちゃんのアトピ-を防ぐ観点からも考えるならば、妊娠がわかった時点から乳酸菌プロバイオティクス(ビフィズス菌+乳酸桿菌)を飲み始めることは、母親と赤ちゃんの大きな幸福に直結する素晴らしい方法だと思われます。ベストトリム乳酸菌には赤ちゃんのアトピーを防ぐのみならず、母親の糖尿病、妊娠中毒症、尿路感染症、羊水過多症、新生児の仮死と低血糖症までも防ぐ大きな効果が期待できるのです。
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カテゴリ:アトピー
妊婦と乳児への乳酸菌投与が2才時のアトピー発病を半分に予防する:世界最初の医学報告

 原著はフィンランドのグループが英国の医学雑誌Lancetに2001年に発表した、妊婦と乳児に乳酸桿菌を投与してアトピー性皮膚炎の発病を半分以下に予防したという報告である。Kalliomaki M, Salminen S, Arvilommi H, Kero P, Koskinen P, Isolauri E.:Probiotics in primary prevention of atopic disease: a randomised placebo-controlled trial.:Lancet. 2001 Apr 7;357(9262):1076-9.今回はこの医学論文の概要をダイジェスト版で掲示します。

 アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息等のアレルギー性の慢性炎症性疾患は先進国で増加の一途をたどってきた。小児アレルギーの国際的な調査によれば、13才から14才までのこどもの10~20%が喘息に罹患しており、15~23%にアレルギー性鼻炎、15~19%にアトピー性皮膚炎の症状がみられる。
 我々は共益性の腸管内細菌叢が散発的な感染症よりもアトピー性疾患の予防に重要であることを提言する。腸管内の細菌叢は抗アレルギー作用を以下のプロセスで発揮すると考えられる。
(1)Th1型ヘルパーT細胞免疫 (2)TGF-βを介した免疫調節:これはTh2型ヘルパーT細胞によるアレルギー性炎症を抑制して経口脱感作を誘導する (3)腸管膜バリア機構の主役であるIgA産生の誘導
 これらの経路から、腸管内細菌叢は胎児や新生児期の、人類がもって生まれるTh2型細胞に偏った免疫システムを反転させる、後天的な調節機構であると推論される。結論として腸管内の共益性微生物は、人生の最初にして最大の腸管免疫を成熟・発育させる刺激となっていると思われる。

 二重盲験プラセボ対照試験で、周産期の母親と新生児に6ヶ月間乳酸桿菌(LGG)ヲ投与してアトピー性皮膚炎の予防効果を調べた。1997年2月から1998年1月までの期間、フィンランドのTuruk市(人口17万人)で、同胞内に最低1名以上、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息のいずれかの家族歴がある出産前の妊婦が調査対象となった。159名の母親が二重盲験法で、出産予定日の2~4週間前から乳酸桿菌(LGG)100億個入りのカプセルを飲む群とプラセボ入りのカプセルを飲む群に分けられた。授乳中の母親もカプセルを飲み続け、乳児にはカプセルの中身を水に溶かしてスプーンで与えた。カプセル投与は生後6ヶ月まで続けられ、データの収集と解析が2000年3月まで続けられた。被験者の赤ちゃんたちは3ヶ月、6ヶ月、1才、1歳半、2才で小児科を受診して、2才時のアトピー性皮膚炎発病率が調査された。

 乳酸桿菌投与群とプラセボ群には背景の差はなかった。159組の母子中で全観察期間を完了したのは投与群64組、プラセボ群68組の合計132組であった。この132人の乳児中、46人(35%)が2才の時点でアトピー性皮膚炎と診断された。両群間で、総IgE値、RASTスコアー、プリックテストでは一貫した有意差はみられなかった。

 乳酸桿菌投与の効果は、2才時のアトピー性皮膚炎発病率が投与群で64名中15名(23%)であるのに対し、プラセボ群では68名中31名(46%)と危険率p=0.008で有意に、乳酸桿菌がアトピー発病を抑制することが確認された。

 この実験モデルは、小生が1996年から1998年にかけて行った、静岡県焼津市での臨床実験と同じ発想から生まれたもので、小生は1998年に実験結果を同じLancetに投稿しましたが、二重盲験プラセボ対照試験で無いという理由で受理されなかったのは、以前も書いたとおりです。改めて今この論文を読み返してみると、地球の裏側のフィンランドに私と全く同じ時期に同じ事を考えていた小児科医がいたと言うことに学問の悠遠さと不思議さを感じます。
 小生は医学者としての名誉は取り逃がしましたが、この研究を実用可能な段階まで完成して、特許として広く使用できるように開示しました。特許の技術で製造されたベストトリム乳酸菌が日本中のみならず、世界中のアトピーで苦しむ人々を救う福音となることを心から願っております。

 

 

カテゴリ:アトピー
アレルギーを持つ母親が妊娠中・授乳中に乳酸菌プロバイオティクスを飲むと、母乳中のTGF-β2が増加して、食事アレルギーを防ぐ

 アトピーの母親が赤ちゃんに母乳を与え続けることが乳児のアトピーに影響するかどうか、母乳を通して赤ちゃんが食事アレルギーを発病するのかどうかについては、充分な医学データがまだ出されていません。今回も前回に引き続いて、フィンランドの Isolauri E のグループが報告している、アトピーの母親にビフィズス菌+乳酸桿菌のプロバイオティクスを与えた時に母乳中のサイトカインがどのように変化するのか、また母乳栄養が赤ちゃんのアトピーに影響するかどうか、アトピーを防ぐには赤ちゃんに母乳を与えるべきか、あるいは母乳を中止するべきかの論争に一つの医学的根拠を与える実験結果を紹介いたします。
 原著はHuurre A, Laitinen K, Rautava S, Korkeamaki M, Isolauri E.:”Impact of maternal atopy and probiotic supplementation during pregnancy on infant sensitization: a double-blind placebocontrolled study.":Clin Exp Allergy. 2008 Aug;38(8):1342-8.からのダイジェスト版の引用です。

 母乳を与えることが赤ちゃんのアトピー予防には最も良い方法と考えられています。しかしながら、母乳栄養が赤ちゃんのアトピーを減らすと言う報告と、逆に増やすという報告の両方が提出されています。完全母乳で育てていても、赤ちゃんにアレルギー症状が出ることは珍しくはありません。一つの解釈として母乳の中にアレルギー誘発要因があると考えられます。最近になって、私たちはアレルギーを持つ母親の母乳中には(アレルギーを抑える物質である)TGF-β2 が少なく、このような母親にプロバイオティクスを与えると、母乳中のTGF-β2が増えることを報告しました。
 周産期の母子に適切な乳酸菌プロバイオティクスがサプリメントとして投与されれば、赤ちゃんのアトピー発病を予防できることが医学データとして報告されています。しかしながら、乳児の過敏症を防ぐ免疫学的な証拠は不十分でした。プロバイオティクスが乳児の感染症と、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎を防ぐという医学報告は有りましたが、赤ちゃんの食事抗原への過敏性については調べていなかったからです。今回のプラセボ対照試験では、私たちは母親自身のアトピーの状況がどのように赤ちゃんのアトピーに影響を与えるかについて検証し、乳酸菌プロバイオティクスが乳児のアトピー予防にいかに貢献するのかを評価します。そのために母親のアトピーの状況が母乳中のサイトカインに与える影響と、赤ちゃんの抗原過敏性に与える影響を調べました。

 合計で171組の母子が今回の、栄養指導と乳酸菌サプリメントを併用した二重盲験プラセボ試験に参加しました。1才時までの観察を皮膚プリック試験を含めて全過程を完了したのは140組でした。プロバイオティクス投与群には乳酸桿菌(LGG)とビフィズス菌(LBb12)が一日あたり各100億個与えられました。

 1才時点で行った皮膚プリック試験での過敏性試験では、全体の30%の乳児が何らかの抗原に陽性反応を呈しました。最も陽性率が高かったのは卵白抗原で26%、次に多かったのは牛乳抗原で7%でした。このプリック試験の結果は健康な母親の赤ちゃんでは21%、母親自身アレルギーはあるがプリック試験は陰性の場合には23%の赤ちゃんで陽性でしたが、母親自身がアレルギーでかつプリック試験も陽性の場合は37%の赤ちゃんが陽性でした(オッズ比2.24、危険率p=0.119)。母親がプリック試験陽性かどうかは、その子どもがプリック試験陽性かどうかと正の相関関係(オッズ比1.97、危険率 p=0.082)がみられました。

 母乳を与えた期間が長いか短いかが、赤ちゃんの抗原過敏性に与える影響は、母親自身のアレルギーの状況によって異なることがわかりました。アレルギーを持つ母親が6ヶ月以上母乳を与えると、乳児の抗原過敏性が強調されることがわかりました(オッズ比4.83、危険率p=0.005)。母親が皮膚プリック試験陽性の場合にも同様の傾向がみられました(オッズ比3.84、p=0.041)。また完全母乳であった期間の長さも2.5ヶ月以上か未満かで、同様に母親自身のアレルギーの状況を反映することがわかり、母親自身のアレルギーの状況と完全母乳期間の長さは正の相互関係を持つことがわかりました(相互作用検定 危険率 p=0.025)。アレルギーの母親が2.5ヶ月以上完全母乳を行った場合に、乳児に抗原過敏性が出現する危険性が高まることがわかりました(オッズ比3.43、p=0.094)。

 乳酸菌プロバイオティクスが母乳に与える影響を調べたところ、乳酸菌を投与された母親の初乳中ではTGF-β2が非投与群より増加していました。同様の傾向はアレルギー抑制性サイトカインにもみられました。乳酸菌投与群では非投与分に比較して、アレルギーを持つ母親の初乳中のTGF-β2が1.56倍に増加(p=0.094)していました。

 赤ちゃんの抗原過敏性発現リスクに対するプロバイオティクスの効果も、母親のアレルギー状況に依存していることがわかりました。母親自身が皮膚プリック試験陽性の場合には、乳酸菌投与群で26%、非投与群で50%の乳児が1才時に抗原過敏性を示しました(オッズ比0.34、p=0.023)。1才時点でアトピー性皮膚炎の診断を受けた乳児の比率は、プロバイオティクス投与群で9.7%、非投与群で17.6%でした(p=0.131)。

 以上の結果から、アレルギーを持つ母親が妊娠中・授乳中に乳酸菌プロバイオティクスを飲むと、母乳中のTGF-β2が増加することによって、赤ちゃんに抗原過敏性が発現することを阻止できるものと考えられます。

 さて、赤ちゃんのアレルギーを防ぐには完全母乳が一番良いとは限らない、母親がアレルギーの場合は母乳を与えることで赤ちゃんにアレルギーの起こる可能性を増やすらしいと言う、実にショッキングな医学実験の結果が提示されました。そして、母親がアレルギーの場合は母乳を与え続けることで乳児のアレルギー反応を誘発すること、その悪影響はアレルギーの母親が乳酸菌プロバイオティクス(ビフィズス菌+乳酸桿菌)を妊娠期間中と授乳期間中飲むことで、母乳中の TGF-β2が増加することによって緩和されることが科学的に証明されました。小生の開発したベストトリム乳酸菌を飲むことで、アレルギーの母親から生まれた赤ちゃんが、完全母乳で育てられたときにアトピーを発病しないようにできれば、私の研究も皆さまのお役に立つことになり、開発者としてはうれしい限りであります。

カテゴリ:アトピー
喘息などのアレルギーを防ぐ乳酸菌;ビフィズス菌の中で最も抗アレルギー効果が高いのはブレーベ菌!

 乳酸菌には多くの種類がありますが、どの乳酸菌が最も抗アレルギー効果が強いのかが知りたいところです。前回まではフィンランドの Isolauri E のグループの報告を中心に乳酸菌プロバイオティクスのアレルギー予防効果、臨床医学効果を、妊娠中と授乳中の乳児の実験から述べてきましたので、今回は乳酸菌の種類によって抗アレルギー効果の有無・強さが異なる事を調べたオランダの大学による医学報告を紹介します。原著は Hougee S,et al:"Oral treatment with probiotics reduces allergic symptoms in ovalbumin-sensitized mice: a bacterial strain comparative study."Int Arch Allergy Immunol. 2010;151(2):107-17.からの抜粋引用です。

 アレルギー病の治療に共益性乳酸菌プロバイオティクスが有効であるとの医学実験から、腸内細菌叢の役割の重要性が強調されてきています。今回の実験の目標は、6種類の乳酸菌から最も優れた抗アレルギー効果を持つ乳酸菌を、卵白抗原(OVA)で誘発される気管支喘息の実験動物モデルで発見することです。実験方法の概要:卵白抗原で感作されたBALA/cマウスに、ビフィズス菌;ブレーベ菌M-16V/インファンティス菌/アニマリス菌2株、および乳酸桿菌;プラタナス菌/ラムノサス菌の6種類を経口投与しました。卵白抗原の肺への吸入後にmethacholineへの反応(気道過敏性試験)を測定しました。(訳注:気道過敏性は,喘息の最も基本的な病態であり,その測定には,methacholineとヒスタミンが用いられる)気道炎症の病体は気管支肺洗浄液の炎症細胞分析と、インターロイキン4(IL-4),IL-5、IL-10、インターフェロン-γ、卵白抗原特異IgE、IgG1、IgG2の測定で評価しました。さらに、ビフィズス菌;ブレーベ菌M-16Vと乳酸桿菌;プラタナス菌投与後の急性皮膚反応を計測しました。
 実験結果:6種類の乳酸菌の中では、ビフィズス菌;ブレーベ菌M-16Vと乳酸桿菌;プラタナス菌が、(1)methacholineへの反応(喘息症状の指標;気道過敏性)を阻害しました。(2)気管支肺洗浄液の中の好酸球数(気道アレルギー炎症の指標)を低減しました。(3)卵白抗原特異IgEと(4)IgG1の両方を低減させました。しかしながら、他の乳酸菌にはこのような効果はみられませんでした。さらに、乳酸桿菌;プラタナス菌にはなく、ブレーベ菌M-16Vだけに卵白抗原に対する急性皮膚反応低減作用が確認されました。以上の実験結果より、ビフィズス菌;ブレーベ菌M-16Vが最も優れた抗アレルギー効果を持つ菌であると結論できます。

 今回の実験からわかることは、乳酸菌なら何でも良いというわけではないことです。私の15年間の乳酸菌を使ったアレルギー治療の実績からも、生きたビフィズス菌+乳酸桿菌の組み合わせが一番強い抗アレルギー効果が有ることが、西焼津こどもクリニックの臨床から認められています。私の特許第4010062号【アトピー性皮膚炎を防ぐ保健食品】を使って製造される《ベストトリム乳酸菌》は実はこのビフィズス菌;ブレーベ菌M-16Vを400億個という高濃度で生きたまま家庭に送り届けることに成功した唯一のサプリメントです。この特許の乳酸菌ベストトリムが日本中からアトピーやアレルギーを無くすために役立つことが、アトピー、アレルギーを専門とする医師としての私の生涯の夢であります。

 生きたブレーベ菌を400億個使用した、特許の乳酸菌ベストトリムが秘める抗アレルギー効果には計り知れないものが有ると、この論文は証明しています。最も驚かされたのは、マウスの実験とはいえ、卵白抗原による気管支原則発作をブレーベ菌は完全に阻止できているという事実でした。ブレーベ菌を400億個使用したベストトリム乳酸菌を妊娠中と離乳食期の赤ちゃんに使えば、喘息などのアレルギーとアトピー性皮膚炎を撲滅する私の夢は必ず実現すると、自説の正しかったことに一層の自信を深めました。いつかアトピーの名医として日本中から患者さんが集まるようなクリニックを作るのが、私の未来の夢でもあります。

 
 

カテゴリ:アトピー
卵白アレルギー・赤ちゃんの食事アレルギーの予防と治療には生きた乳酸菌(ブレーベ菌)が有効と思われる

 前回の記事では、マウスを卵白抗原で感作して気管支喘息発作を起こさせる実験で、乳酸菌プロバイオティクス(ブレーベ菌)が強い抗アレルギー力を持つことを提示しました。少し難しい実験結果でしたので、簡単にもう一度まとめておこうと思います。
 卵白アレルギーは乳児にみられる最も頻度の高い食物アレルギーです。マウスを使って、あらかじめ卵白抗原でアレルギーを作っておきます。その後で、赤ちゃんの腸に多くみられる共益性乳酸菌(ブレーベ菌)を飲ませて、卵白抗原を吸入させて喘息発作が起こるかどうかを調べました。その結果、ブレーベ菌を与えたマウスでは、卵白抗原で喘息発作が起こらなかったことと、皮膚への過敏性試験で皮膚の炎症が起こらなかったことから、ブレーベ菌は食事抗原によるアレルギー誘発反応を幅広く阻止したという結果でありました。
 この実験結果から、乳酸菌(ブレーベ菌)には既に起こってしまったアレルギー反応を止める効果がある、つまり乳児のアトピーや食物アレルギーの予防と治療の両方に使うことが出来るというのが、今回の実験から導かれる臨床上の応用理論です。このような強い抗アレルギー力は同時に測定した他の5種類の乳酸菌にはみられなかったので、ブレーベ菌は赤ちゃんの食事アレルギーに対して一番有効な乳酸菌であると結論されています。
 私のクリニックでの1996年からの乳酸菌プロバイオティクスを用いた治療では、1日あたり最低200億個のビフィズス菌が治療効果を得るには必要で、安定した治療効果は1日に500億個程度のビフィズス菌投与で得られることが判明しています。私の特許はこの実験結果から獲得されました。ビフィズス菌を500億個含み、その大半をブレーベ菌で作られたベストトリム乳酸菌は、赤ちゃんの卵白アレルギー、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーを効率よく予防し、さらには治療にも応用できる有望な共益性乳酸菌だと考えられます。
 アトピーや食事アレルギーで苦しむ多くの乳児や子どもたちに、ベストトリムが明るい未来を提示できることを心から願っております。

カテゴリ:アトピー
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