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TOPアトピー離乳期の共益性乳酸菌(Probiotics)投与がアトピーの発病率を低減する(3)

離乳期の共益性乳酸菌(Probiotics)投与がアトピーの発病率を低減する(3)

原著はWest G.E.,et.al: Probiotics during weaning reduce the incidence of eczema. Pediatr Allergy Immunol 2009: 20: 430-437: Umea University, Swedenのグループによる乳酸桿菌を用いたプラセボ二重盲験ランダム試験の報告である。今回は、実験の概要と結果について述べられた部分をダイジェスト版で紹介します。

本実験系は離乳期に投与された乳酸菌とアレルギーと免疫の発達を調べるためにプラセボ対照・無作為・二重盲験試験で2000年8月から2003年11月の期間に、2500g以上の経膣分娩正期産児を対象に医学倫理規定に沿って実施された。参加した両親は毎日の母乳の回数と皮膚と呼吸器の状態を記録し、月に一度の看護士によるアレルギー症状等に関する訪問インタビューが行われた。乳児には乳酸桿菌LF19を1億個含むシリアルが月齢4ヶ月から13ヶ月まで与えられ、対照群と非対称群は結果解析の終了まで両親および実験実施者には秘匿にされた。

月齢5ヶ月半と13ヶ月で採血を行い、血清中の総IgEと特異IgEのレベル、末梢血単核球(PBMCs)中のインターロイキン4(IL4)mRNA発現に対するインターフェロンγ(IFN- γ)の比率をポリクローナルなT細胞刺激に付随して測定した。

実験の対象者は180名で、帝王切開の1名を除外して、乳酸桿菌投与89名、非投与90名のうちそれぞれ84名と87名が実験を完結した。月齢13ヶ月でのアトピー性皮膚炎の罹患数は乳酸菌投与群では84名中9名、(11%、95%信頼区間 4-17%)プラセボ群では87名中19名(22%、95%信頼区間 13-31%)と有意な差が見られた。(離乳期の乳酸菌投与がアトピー性皮膚炎の発病率を半分に低減したともいえる;訳注)

ハイリスク児でのアトピー発病率は乳酸菌投与群で11%(95%信頼区間 2-19%)、プラセボ投与群で26%(95%信頼区間 14-39%)で危険率=0.038と強い有意差を示した。(離乳期の乳酸菌投与でアトピー性皮膚炎発病ハイリスクグループでは、実に60%もの発病阻止効果が得られたことになる;訳注)

両グループ間で月齢13ヶ月時の血液中の総IgEレベルには有意差が見られなかったが、ポリクローナルなT細胞刺激に付随して測定した、末梢血単核球 (PBMCs)中のインターロイキン4(IL4)mRNA発現に対するインターフェロンγ(IFN- γ)の比率は共益性乳酸菌投与群で危険率=0.04と有意に高かった。(この比率はTh1タイプとTh2タイプの免疫応答バランスの指標の代表である。)

前回に続き、離乳食中に乳酸菌を添加することで、アトピー性皮膚炎の発病を全体で50%、ハイリスクグループでは60%も低減する効果があり、 Th2/Th1バランスも改善することが実証されたことになるが、この実験も小生の1998年に提出した《アトピー性皮膚炎を防ぐ保健食品》の特許での臨床実験報告を支持するものであると言えます。
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