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TOPアトピー乳酸菌乾燥粉末(プロバイオティクス)によるアトピー、アレルギーの治療と予防;世界の最新医学報告(1)

乳酸菌乾燥粉末(プロバイオティクス)によるアトピー、アレルギーの治療と予防;世界の最新医学報告(1)

 原典は、Per Brandtzaeg, Erika Isolauri, Susan L. Prescott 編、”Microbial-Host Interaction: Tolerance Versus Allergy”2008年11月シドニーで行われた第64回《Nestle Nutrition Institute Workshop Series: Pediatric Program》での国際医学会から、乳酸菌(共益性乳酸菌乾燥粉末:プロバイオティクス)によるアトピー、アレルギーの治療と予防に関する世界最新の医学報告を集めた書籍である。
 同書籍のダイジェスト版で今回は第1編《共生のシナリオ:腸内細菌が産生する多糖類が健康に果たす役割》について解説する。

《要旨》ヒトの腸内にはおよそ100兆個の微生物が棲息しており、そのうち或るものは有益であり、或るものは病原性を秘めている。腸内細菌 Bacteroides fragilitis が産生する双性イオンの多糖類は(host)ヒトの免疫機能を発達させる共生菌が持つ原型的な分子構造だと見なされている。腸内細菌 Bacteroides fragilitis が産生する双性イオンの多糖類(PSA)にはCD4+細胞のTh1/Th2バランスの正常化に寄与し、無菌的に飼育されたマウスの脾臓と胸腺に見られる組織学的欠陥を正常化させる作用がある。PSAは新生児の免疫機能をToll-likeレセプター2リガンド(特定のタンパク質や細胞膜の各種受容体などと特異的に結合する物質)発現の方向に刺激する事により、T細胞の活性化に必要な免疫機能内の相互作用を進展させる。PSAは病原性を持つ腸内細菌 Hericobacter hepaticus が引き起こす腸炎から動物体を守っている。Bacteroides fragilitis を除外された実験動物ではPSAが発現せず、Hericobacter hepaticus が病原性を発揮して腸管組織内で炎症誘発生のサイトカイン産生が高まる。PSA精製物質を実験動物に投与すると、腸管免疫細胞から放出される炎症誘発生のサイトカインであるインターロイキン-17の産生が抑制される。PSAはインターロイキン-10産生CD4+T細胞への機能的な必要条件を通して動物体を炎症性疾患から守っている。総括すると腸内細菌の微生物叢からの多糖類はヒトの病気と健康の決定的なバランスに関与していると言える。実験的実証を集約するならば、この考え方は免疫が担当する分野・範囲の重要な一面を反映していると受け入れられる。

 さて、非常に難しい専門的な内容でありますが、要するにこの報告の言いたいことは、新生児の腸内が無菌的であると免疫発達が阻害され、アトピーやアレルギーなどの炎症性疾患を発病する。アトピーやアレルギーの予防と治療に共益性腸内細菌から出る多糖類が必要であると言うことであります。この論旨は小生が 1998年に提唱した《周産期環境衛生仮説》すなわち、母親から新生児への腸内細菌垂直伝搬が衛生的な育児操作で阻害されたことが、近年のアトピーやアレルギーの増加を引き起こした根本的な原因であり、乳児期と離乳食期に赤ちゃんに乳酸菌プロバイオティクスを乾燥粉末で投与することが、赤ちゃんや子どものアトピーとアレルギーの予防と治療に有効であるという論説を支持するものであります。

2010年6月に発売されたベストトリム乳酸菌が、日本中から赤ちゃんと子どものアトピーとアレルギーを撲滅する一里塚となることを心から願っている次第であります。
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カテゴリ:アトピー
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