TOPスポンサー広告赤ちゃん・子どものアトピーの原因は腸内の悪玉菌|乳酸菌がアトピーの予防と早期治療に有望

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ:スポンサー広告
TOPアトピー赤ちゃん・子どものアトピーの原因は腸内の悪玉菌|乳酸菌がアトピーの予防と早期治療に有望

赤ちゃん・子どものアトピーの原因は腸内の悪玉菌|乳酸菌がアトピーの予防と早期治療に有望

 海外の医学論文から、赤ちゃんと子どものアトピー・アレルギーの原因が腸内細菌叢の乱れにあることを解説してきました。このあたりで、一度全体をまとめる意味で最新の医学レビュー文献を紹介しようと思います。
 原著は、Ozdemir O. ”Various effects of different probiotic strains in allergic isorders: an update from laboratory and clinical data.” Clin Exp Immunol. 2010 Mar 16.
 乳酸菌プロバイオティクスの抗アレルギー効果に関する先進国フィンランドからの最新の医学レビュー集の全文を3回に分けて連載いたします。

 アレルギーのない子どもではビフィズス菌と乳酸桿菌が優勢な腸内細菌である一方で、アレルギーを持つ子どもの腸内では健康児に比べて、クロストリデューム属が優性で、ビフィズス菌の生存が少ないことが疫学的に解明されています。プロバイオティクスとは、腸内細菌叢に対して宿主に有益な恩恵を与える生きた微生物のことで、その代表が乳酸桿菌です。腸内細菌叢がプロバイオティクスによって強化されると、アトピー性皮膚炎の予防に相関する事がわかっています。プロバイオティクスを食事と一緒に取ることがアレルギー疾患の予防と治療に有効であることを強く示唆する医学データが集積しています。アレルギー性鼻炎と IgE関連性アトピー性皮膚炎に対して臨床的な改善効果が多くの医学論文で報告されています。しかしながら、プロバイオティクスの臨床効果は、たとえば菌の種類や投与量と回数や方法、さらには受取手の年齢や食事内容など、多くの要素の影響を受けます。最も効果的な菌の種類を特定し、投与量と投与方法を決定することが今後の課題です。このレビューでは最近の医学報告データに視点を当てて、プロバイオティクスの持つさまざまなアレルギー疾患への効果の理解に役立てようと思います。

 子どもの免疫システムの成熟は乳児期初期(赤ちゃんの時期)にはヘルパーT2型細胞(Th2)に向かう傾向があります。それに対して、生後の免疫成熟でTh2型が徐々に押さえられて、Th1型が増えてきます。つまり、子どもをアトピー・アレルギー性疾患に発病させないためには、新生時期のTh2型優勢な免疫反応が環境因子である腸内細菌叢の刺激によって成熟される必要があるのです。近年の抗生物質の多用や殺菌された食品の常用、核家族化による感染機会の減少で、子どもたちは乳児期に微生物との接触機会が激減しています。これがつまりは『衛生仮説』として知られる、先進工業国特有の過度に衛生的な環境で子どもの腸内細菌叢が未熟なまま免疫発達が遅れるという見解であります。

 赤ちゃんは出産時に最初の細菌叢を受け取りますが、これは出産の方式・産後の栄養方式・赤ちゃん周囲の衛生環境で異なります。赤ちゃんの腸内細菌叢は通常はお母さんの腸内からと産道内から受け取ります。帝王切開で生まれた赤ちゃんでは、普通分娩の赤ちゃんに比べてビフィズス菌と乳酸桿菌の発育が遅く、呼吸器感染症にかかりやすいことが報告されています。出産後には母乳育児がお母さんから赤ちゃんへのビフィズス菌を中心とした伝搬に貢献します。母乳に含まれているオリゴ糖も赤ちゃんの腸でビフィズス菌を中心とした細菌叢が育まれるのを助けます。これら赤ちゃんの腸での乳酸菌の発育は抗生物質の投与などでも影響を受けます。

 母乳栄養の赤ちゃんと人工乳の赤ちゃんの一番の違いは、ビフィズス菌と乳酸桿菌が育つか育たないかです。通常の母乳栄養の場合には赤ちゃんは生まれてすぐに、一週間後にはブレーベ菌・インファンティス菌・ロンガム菌の3種類のビフィズス菌が腸内で優勢になります。さらにアシドフィルス菌が母乳栄養の赤ちゃんで一番多く見られる乳酸桿菌です。それに対して、人工栄養の赤ちゃんの腸には、クロストリデューム属とバクテロイデス属(両方とも悪玉菌の代表格です)を主体としてビフィズス菌が異常に少ない、もっとゴチャゴチャの細菌類が棲み付いています。

 疫学調査のデータによれば、アトピー性皮膚炎の子どもの腸にはクロストリデューム属が多くビフィズス菌が少ない、健康な子どもとは異なった腸内細菌叢が構成されています。さらに他の疫学データによれば、赤ちゃんの時期に病原性の強いクロストリデューム difficile や黄色ブドウ球菌が棲み付くと、高率に子どものアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患を発病しやすいことが報告されています。それに対して、アレルギーのない健康な子どもでは乳酸桿菌とビフィズス菌が優勢に観察されます。これらのビフィズス菌と乳酸桿菌のプロバイオティクスを投与することでアトピーを撲滅できる可能性が示唆されています。この理念に従って、病原性のないプロバイオティクスは赤ちゃんと子どものアトピー・アレルギーの予防と治療に医学応用されています。このレビューではプロバイオティクスについて、いろいろなアレルギー疾患の予防と知慮に応用できる鍵を握る最近の医学報告を集めて解説しようと思います。

 第1回の今回は、このレビューの最初の部分のみを翻訳して引用しましたが、アトピー児では腸内にクロストリデューム属や黄色ブドウ球菌などの病原菌、悪玉腸内細菌が多いことが疫学調査で明らかで、アトピーの原因は腸にあるとも考えられます。それに対して健康な赤ちゃんの腸に多いのは、ブレーベ菌・インファンティス菌・ロンガム菌の3種類のビフィズス菌とアシドフィルス菌で、これらを理想的な配分で混合し、さらにオリゴ糖を加えて製品化した《ベストトリム乳酸菌》こそが、妊娠中のお母さんとアトピーの心配な赤ちゃんにとって最も心強い味方であること、アトピーとアレルギーの予防に最適の乳酸菌であることが、最新の医学データを集めたこの論文からも読みとれると思います。
 私は1996年以来、静岡県焼津市の西焼津こどもクリニックで、ビフィズス菌とアシドフィルス菌を使った赤ちゃんと子どものアトピー性皮膚炎および気管支喘息の第一次予防の研究を続けてきました。この長期間の臨床応用から、ビフィズス菌を1日に500億個、アシドフィルス菌を1日に50億個、毎日飲ませることで赤ちゃんと子どものアトピー・アレルギー疾患を予防できることを発見して特許をいただきました。私の研究が日本中からアトピーを撲滅する一つのステップとなり、アトピーで苦しむ何十万人もの子どもたちを苦しみから救うことを心から願っております。
スポンサーサイト

カテゴリ:アトピー
| Top Page |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。